和尚のミニ法話

光照寺の和尚によるミニ法話をお届けします。

和尚様和尚様2

2020/05/16

工事完了

懸案でありました「大門改修・駐車場舗装」の工事が先般(5月13日)無事に完了しました。
〇大門の坂のコンクリ打ち直し 
〇門柱の移動(写真のように本堂側に移動して併立しました。) 
〇お地蔵様の移動(大きい地蔵様は写真のように門柱の脇に、小さい地蔵様は地蔵堂の階段脇に) 
〇今まで門柱と地蔵様のあった場所を更地にして舗装 〇駐車場を全面アスファルト舗装に
山門入口が広くなり車での出入りがスムーズにできるようになりました。また舗装によって車イスの方も楽にお参りできるようになりました。
この工事は檀家の皆様からの積立金(不足分は借入)でさせていただいたものです。皆様の御協力に深く感謝申し上げます。

写真:手前の黒い部分はアスファルト舗装です。本堂正面に門柱と地蔵様が並びお寺らしい眺めになりました。ハナミズキの花が地蔵様の傘になってこれもいい風情です。

2020/05/10

「お地蔵様とあじさいの寺」へ

光照寺HPを一部リニューアルしました。お気づきでしょうか。
まず、キャッチコピーが「お地蔵様の寺」から「お地蔵様とあじさいの寺」へと「あじさい」を追加しました。
次に、トップページに「光照寺のみどころ」を書き入れました。地蔵様とあじさい、
この二つの特徴で光照寺を広く知っていただこうと思っています。これからあじさいの咲くいい時期になってきます。コロナ禍中ではありますが、3密にはならぬように気をつけていますので、どうぞお気軽においでください。

写真は、昨年の様子です。鐘楼堂前にあじさいの鉢植えを並べました。今年も多種多彩のあじさいを見ていただこうと思っています。

 

2020/04/23

菩薩行のリレー

写真:宙に浮く地蔵様 はたして着地点はどこか?

天上から地蔵様が見守っておられるからなのか、菩薩行のリレーが行われたという、ちょっといい話がありました。
新潟日報4月9日付け投稿欄「窓」より。
『三男の引越し作業中、車が砂場のようなところでタイヤが埋まり、前にも後ろにも動かなくなってしまいました。途方に暮れていると、中学生の男の子が「車押しますよ」と自転車から降りてきて、歩いておられた2人の女性からも「お手伝いしましょうか」と声を掛けてもらいました。アパート1階の不動産屋さんも、目の前のラーメン屋さんもスコップを持って総出で力を貸してくださいました。もう少しという時に通りがかった男性の車に引っ張ってもらい無事脱出できました。「よかったですね」と一緒に喜んでもらいました。車の男性は「お互い様ですから」と爽やかに去って行かれました。(後略)』
まさしく「大きなかぶ」のお話のようです。雪深い越後の地では雪からの脱出でもよく見かける光景です。「黙って見逃すわけにはいかない」「(手伝いを)しないではいられない」この気持ちが菩薩行のリレーを生んでいくのです。良い行いは伝播するのですね。

2020/04/22

ぜんまい採り

昨朝、寺族さんと一緒に境内裏山のぜんまい採りをしました。1時間ちょっとで写真のような収穫です。今ちょうど出始めです。
ぜんまい採りにはルールがあって、①「短いものは採らない」10センチ以下のものは採らないようにします。数日経てば立派に成長しますから。 ②「1本残しておく」次の年のために残しておくのです。 ③「男ぜんまいはとらない」先っぽの丸まっているところが胞子葉のようになっていて丸まっているものを男ぜんまいと呼んでいます。金〇にような形だからでしょか。これも次の年のために残します。
とは言うものの、ぜんまいがあるとうれしくてつい全部採ってしまいたくなります。私も採り始めは何でもかんでも採ってしまい、「残すんだよ」と声かけられて我に返ったという始末でした。
採った後の作業が大変です。乾かしながら手もみしなければなりません。これは寺族にバトンタッチ! いいとこ取りの朝でした。

2020/04/18

タケノコの初物

昨日、吉野屋の檀家さんからタケノコをいただきました。今シーズンの初物です。
早速家内から調理してもらい、タケノコ味噌汁、タケノコご飯、タケノコと身欠きにしんの煮物でいただきました。掘ったばかりなので、全くいがらっぽさがなく、香りがとてもよいです。
この辺の方々は、春になるときまって「今年のタケノコはどうだろうか?(豊作化凶作かということです)」と話題にします。「去年が凶作だったから今年はいいのではないか」とか「気温が上がっても地が温まっていないからまだ出ないだろう」とか「竹林の手入れがおろそかな山が多いからどうだろう」とか。皆さんタケノコ評論家です。みんなタケノコ、タケノコと騒がしいったらありゃしない。タケノコを食べないと春になった気がしないようで、タケノコは言わばソウルフードなのでしょうね。
当寺の地蔵講では、吉野屋の方々がおとき当番なので、タケノコがふんだんに使われます。今年はコロナウィルスのせいで中止となってしまい、タケノコおときがなくて残念です。
タケノコは今がはしりです。これからどんどんと出るでしょうね。楽しみ楽しみ。